農薬の受託生産

当社は農薬製品の受託製造会社で、多くの農薬メーカーから生産を請け負っております。剤型として粉剤・水和剤・WSB剤(水溶性フィルム小袋)は製造と包装、顆粒水和剤は包装のみに対応しております。

包装につきましては、粉剤が3kg~20kg、水和剤が100g~5kgに加え、数十kg~500kgの大型包装も可能で、顆粒水和剤が100g~5kg、WSB剤が500g~1kg(水溶性小袋100g~200g)について可能です。

徹底した品質管理で品質保証を行い、クロスコンタミネーション防止対策も充実しております。委託生産に関するご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。

設備能力および要員体制

剤型 粉剤 水和剤(製剤) 水和剤・顆粒水和剤 WSB剤
規格 3kg×8 10 ~20kg - 100g×100 250g×40 250g×60 500g×20 1kg×10 5kg×2 40kg×1 100kg×1 500kg×1 500g×20 1kg×10
日産量 1,400c/s 1,200袋  3〜5t 80c/s 180c/s 120c/s 350c/s 400c/s 300c/s 130
ドラム
40
ドラム
10
フレコン
190c/s 380c/s
要員体制 5名 6名 2名 4名 5名 5名 5名 5名 5名 4名 4名 2名 5名 5名

主設備のラインナップ

粉剤工程
  • 農薬有効成分(原体・高濃度粉末)、助剤、キャリアを混合機に投入し、粉砕混合します。 その後、充填機で3kg袋へ充填し、重量チェッカーで検品後、糊付けしてオートケーサーで8袋をダンボール箱へ詰めます。ダンボール箱はパレタイザーでパレットに積み付けます。
    包装形態として、10kg~20kgの包装も出来ます。
水和剤工程
  • 農薬有効成分(原体・高濃度粉末)、助剤、キャリアを投入して粉砕混合し、仕上がったバルクをフレコンへ抜き取ります。 抜き取ったバルクを小分け包装工程の混合機(顆粒水和剤は専用の混合機を使用)に投入し、充填機により各規格の袋(100g〜5kg)に充填します。重量チェッカーで検品し、真空シール機で脱気とシールを行い、ダンボール箱へ詰め、パレットに積み付けます。
    委託元よりバルク供給を受け、小分け包装のみの受託生産も出来ます。
WSB工程
  • 農薬有効成分(原体・高濃度粉末)、助剤、キャリアを投入して粉砕混合し、仕上がったバルクをフレコンへ抜き取ります。 抜き取ったバルクを小分け包装工程の混合機に投入し、充填機により水溶性フィルムへ各規格(100g、200g)に充填し、小袋を重量チェッカーで検品し、加湿器を通ってアルミ袋(500g、1kg)に入れます。その後、さらに大袋を重量チェッカーで検品後、ダンボール箱へ詰め、パレットに積み付けます。
    委託元よりバルク供給を受け、小分け包装のみの受託生産も出来ます。
品質管理室
  • 製造された粉剤、水和剤、WSB剤は品質管理課で主に高速液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー等を用いて有効成分を分析します。
    また各種の機器を用いて物理化学性を測定して品質を保証しています。

製造工程の流れ

製造工程の流れ